駒ケ根山岳会が池山清掃登山を開催
本格的な夏山シーズンを前に、中央アルプス池山で1日、駒ケ根山岳会(林文博会長)が主催する「池山清掃登山」があった。同会のメンバーや駒ケ根市内の家族連れなど25人が集まり、初夏の池山を楽しみながらごみを拾いに励んだ=写真。
登山清掃は長野県勤労者山岳連盟がこの時期県下一斉に開催している取り組み。同連盟に所属する駒ケ根山岳会では、36年前から池山清掃登山を開催してきた。近年は遠方から引っ越してきた人などが参加するケースも多く、この日、今回家族で参加した松崎孝子さんは「昨年、子どもたちに山を体験させてあげたいと参加して、良かった。今年も山を楽しみたい」と話していた。
林会長(60)=南割=は「池山も毎年いろんな形で変化している。ごみを拾うことが山の動植物の育成にもつながる。今日参加してくれた子どもたちが、今後も池山を守り続けてくれれば」と話していた。
最近は登山者のマナー向上に伴ない、登山道のごみは減ってきている一方、車が山の中腹まで入り込めるようになったことに伴ない、林道などにごみを捨てる人が増えているという。