駒ケ根市でがん予防講演会
がん予防の関する正しい知識などを知ってもらおう竏窒ニ駒ケ根市は1日、「がん予防講演会」を駒ケ根総合文化センターで開いた。大塚製薬健康推進本部の佐藤和子部長が「がん予防と正しい食生活」をテーマに講演=写真。人間の体や心を育む食事、睡眠などの活動が健康のためにいかに重要であるかを、科学的な見地から説明した。
佐藤さんは人間の臓器細胞のほとんどが、少なくとも1年、早いものは1日で入れ替わっていることを説明。「だから、3、4日変な食事をすれば体長が悪くなるのは当たり前」と指摘した。
また、子どもの心を育むには、できる限り両親や家族が一緒に食事をとることが重要であることを示し「子どもが病気になってから、それに気付いたのでは遅い。遅いちょうど良いものを食べなければ体は病気になる。だから一食一食が大切なんです」と語った。
駒ケ根市の場合、がんを原因とする死亡者数は増加傾向で、特に年代が上がるほどその率が高い状況にある。主な原因は食生活を中心とする生活習慣の欧米化にあると見ている。