伊那市保育園運営協議会
伊那市の第1回保育園運営協議会(平岩国幸会長)は5日、市役所で開き、08年度の保育園運営計画などを示した。
保育園は伊那地区21、高遠地区3、長谷地区1の計25園。定員2400人に対し園児数は2110人で入園率87・9%。定員超過は6園。入園率50%未満は伊那西部、新山、美篶中央の3園。
職員数は保育士367人(前年対比13人増)、給食技師59人(同1人減)の合計426人で過去最高。保育士の増加は障害支援保育士の増などによる。今年から嘱託保育士も採用している。
保育園の統合整備計画は、美篶地区の中央と東部保育園を統合した新保育園(高齢者施設併設)は09年4月開設予定。富県保育園(定員80縲・0人)の新築は用地取得、造成、設計をする。西箕輪地区の大萱と西箕輪北部保育園を統合した新保育園の建設地は、地元と協議を進め9月ころまでに決定。園児6人(入園率15%)の新山保育園は、園児20人未満の場合、09年は休園とする。
委員からは、統廃合した保育園の跡利用で避難所指定の検討を求める意見があった。市は、跡利用は基本的に地元意見を尊重し、子育て支援センターとして、あるいは地元の団体などが利用している現状を説明。避難所については「参考にしたい」とした。