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防災と気象フェスタ

気象予報士半井小絵さんも登場

防災と気象フェスタ

 市民に防災や気象、自然科学について関心をもってもらおうと伊那市は7日「防災と気象フェスタ」を開いた。昨年12月まで東春近に設置されていたアメダス(地域気象観測システム)が市役所南に移設されたことを機に今年初めて企画、実施した。
 第1部「気象・環境おもちゃ箱」会場となった市役所の庁舎前広場や市民ホール、多目的ホールには長野地方気象台、市、信州大、市内の高校、小中学校の教諭らが運営する24のブースが並び、防災や気象についてのさまざまな実演や展示などを披露。訪れた多くの家族連れなどでにぎわった。
 長野地方気象台はアメダスに使用されている物と同じ風向風速計や雨量計を持ち込み、機器の仕組みや計測方法などを分かりやすく説明した。子どもたちはプレゼントされたうちわで風速計を懸命にあおぎ「これでも風速3メートルかあ」などとため息をついていた。
 過去に起きた地震の揺れを忠実に再現する地震体験コーナーでは、子どもたちが体験車に乗り、震度5や6などの激しい揺れに悲鳴を上げてテーブルにしがみついた。

防災と気象フェスタ

 県伊那文化会館小ホールで開かれた第2部の講演会には、NHKテレビの「ニュース7」に出演し「19時28分の恋人」と呼ばれる気象予報士の半井小絵さんが登場。テレビで見慣れた親しみやすい笑顔で天気予報づくりの裏話や自然災害について話した。子どもから高齢者まで幅広い年齢層の市民らが集まり、半井さんの話に聴き入った。
 全国的な知名度を誇る人気キャスターだけに、収容人員500人の会場は多くの立ち見客がひしめく超満員。ホールに入れず、仕方なくロビーでモニターを見詰める来場者も100人を超えた。

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