富県桜井の公園化事業整備 花壇作りなど
伊那市富県の桜井区でつくる「桜井郷づくり委員会」(広瀬明代表)は8日、区内にある観浄寺の休耕田で、花壇作りとサツマイモの苗植えをした。区民の交流を目的とした行事で7年目。園児からお年寄りまでの約80人が集まり、早朝から気持ちのよい汗を流していた。
同区で管理する観浄寺の公園化事業の一環で、花壇作りなどは同寺近くの休耕田約5アールで行った。花の苗はマリーゴールド、ヒマワリの計350本、サツマイモの苗は200本を用意。本年はジャーマンアイリス250本も加え、植え付けていった。
服が汚れるのも構わず作業する子どもたちの姿を大人たちは、優しく見守った。広瀬代表は「区民が交流する機会が減ってきているので、親ぼくのきっかけになればと始めた。毎年、多くの人が参加してくれているのでうれしい」と話していた。
休耕田は標高約750メートルの高台にある。花壇などは、区民が当番で水やりや、草取りなどの維持管理を行う。11月にはサツマイモを収穫し、焼きいも大会を開く予定だ。
花の苗を植えていく区内の子どもたち