マコモ消費拡大研究会
一般家庭にはあまり馴染みのない食材マコモの普及を図ろうと駒ケ根市営農センターは15日、マコモ消費拡大研究会を駒ケ根市役所保健センターで開いた。市内のホテル、旅館、飲食店関係者ら約30人が参加し、マコモの栽培状況などについて学んだほか、マコモを使ったさまざまな料理を試食した。
講師のグリーンホテル料理長山越信治さんは「マコモはタケノコのような、ナスのような、トウモロコシのような味わい。癖がないので、工夫次第でいろいろな料理に使える」としてマコモとサザエの香味焼き、鶏肉マコモ巻き、そば団子マコモおろし仕立てなどのオリジナルメニューを紹介した。参加者らはテーブルに並んだマコモ料理を食べ比べて、その味と香りをじっくりと賞味していた。
マコモはアジア原産のイネ科の植物。黒穂菌が付いて根元の茎の部分が肥大化したものをマコモタケ(キノコではない)として食用にする。イネの転作作物として注目され、市内東伊那で約80アール栽培されている。