高遠しんわの丘ローズガーデン バラ祭り始まる
7月いっぱいまで見ごろ
伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」で14日、バラ祭りが始まった。初日から多くの来園者でにぎわい、中央アルプスを望み、ピンクや赤、黄など色鮮やかに咲くバラ園の散策を楽しんだ。7月21日まで。
桜の名所に次ぐ「高遠第3の花の園」を市内外にPRしようと、市、市振興公社、しんわの丘ローズガーデン友の会などでつくる実行委員会が初めて企画した。
高遠中学校吹奏楽部の演奏でオープニング。
小坂市長は「『パノラマ伊那市』にふさわしい景観。さらに素晴らしいバラ園にして、通年観光を目指したい」とあいさつした。
ローズガーデンは昨年6月にグランドオープン。県内屈指のローズガーデンで、花の丘公園西側の敷地面積8千平方メートルに、一輪の大輪咲き、中輪咲き、つるバラなど124種、約2600本が植えられている。見ごろは7月末までだが、四季咲きが多く、11月ごろまで楽しむことができる。入園無料。
期間中の土・日曜日はバラの苗木販売、22日はバラなんでも相談がある。
初日、長谷アルプスフォトギャラリー主催の撮影会「初夏のバラ園を撮る」が開かれ、市内外から45人が参加。講師の山岳写真家・津野祐次さんのアドバイスを受け、参加者は残雪の中央アルプスとバラを組み合わせた構図などをカメラに収めた。
敷地内には、眺望が楽しめるビューポイント「アルプスの庭」をはじめ、「太陽の雫」「風の香り」など公募で決まったエリア名が付けられている。