赤穂小児童が学校給食に農産物を提供している生産者と給食交流
普段食べている野菜を作ってくれている農家さんはどんな人?竏秩B
駒ケ根市の赤穂小学校の3、4年生が18日、学校給食用の農産物を出荷している地元生産者6人を迎え、給食を食べながら交流した。生産者を囲んだ児童らは、野菜に関する質問や疑問などを投げかけた。
取り組みは、児童と生産者に顔の見える関係を築いてもらうために赤穂学校給食センターが毎年行っている。
今年は同センターに野菜を提供している同市にある丸駒市場の生産者組合の4人のほか、同じく野菜を提供している2人の生産者が同校を訪れた。
そのうち4年2組は、キャベツやハクサイなどを提供している小松原登さん(80)=上赤須=と交流=写真。 「野菜はおいしいけど、嫌いなものもある」などと話す児童に、「ニンジンなど、色の濃い野菜は栄養があっておいしいよ」と語りかけていた。
小松原さんは「みんなにしっかり食べてもらおうと野菜を作っている。駒ケ根は両方にアルプスがあって住みやすく、そこで採れた野菜はどこにも引け劣らない味。それを子どもたちに食べさせてあげたい」と話した。
昨年度実績で、地元食材が学校給食に用いられた比率は平均約41%。なるべく地元の農産物にこだわり、食材がそろいにくい季節でも、なるべく近い地域でとれた食材を使うように心がけている。