「ブラジル移民100周年の日」に、青年海外協力隊訓練所でブラジル人学校の生徒たちがブラジル文化を披露
駒・
日本人がブラジルに移住して100年の節目の日に当たる18日、伊那市のブラジル人学校「コレージョ・デザフィオ」(飯島ヨシムネ校長)で学ぶ小学2年生から高校1年生までの36人が駒ケ根市にある国際協力機構(JICA)青年海外協力隊訓練所を訪れ、ブラジルの伝統的な格闘技・カポエイラとサンバを一般の人たちの前で披露した。
同イベントは、以前に同施設と訪れた飯島校長が「今度はブラジル文化を知ってもらいたい」と提案し、今回初めて実現したもので、この日は子どもたちが普段学校で学んでいるブラジル文化の一部を披露。
見学に訪れた人たちはラテンのリズムに合わせてサンバやカポエイラを披露する子どもたちを見て「すごいね」などと話し、拍手をおくっていた。
ブラジル人学校で学ぶ多くは、日本に出稼ぎに来ている日系ブラジル人の子ども。現在同校には約70人以上の子どもがともに学んでいるが、日本では経済情勢の変化から契約社員を雇わない企業が増え、ブラジル人学校で学ぶ子どもの数も減少傾向にあるという。