東伊那保育園で教育長が「生きようとする子どもを育てるには」を演題に講話
駒ケ根市の東伊那保育園(高坂正美園長)は14日、保護者を対象とした講話会を同園で開いた。講師の中原稲雄教育長をは「生きようとする子どもを育てるために」をテーマに講話。子どもたちの心と体を育む子育てについて学んだ=写真。
講話会は保育参観に合わせて企画した。
中原教育長は近代化に伴ない、テレビ、ゲームなどデジタルな情報が子どもたちを取り巻き、子どもたちがまず最初に家庭や地域社会の中で体験するはずだった人との触れ合いや群れ遊びがなくなってしまっていることを指摘。
このことが子どもの「育ち」に大きな影響を与えいることから「世の中の流れに任せて子育てをするのをやめよう」と呼びかけた。
また、子どもが泣くことに同様する親が多い現状から「子どもは泣いて育つもの」と示したほか、子どもが泥まみれになって遊んだりすることを叱らないようにすること、異年齢の子どもと群れて遊ぶことの大切さなどを語った。