「田楽座」恒例けいこ場公演
新作加え、歌、踊り…多彩な舞台で観客圧倒
伊那市富県を拠点に全国で活動する歌舞劇団・田楽座の稽古(けいこ)場公演「よっておくんな田楽座」が15、16日あった。初日は地元住民ら約150人が集まり、太鼓や横笛のリズムに合わせた踊りや歌など13演目の民俗芸能を楽しんだ。
現在の場所に稽古場を構えたのをきっかけに、地域の人に見てもらおう窶狽ニ始め、14回目。毎年の公演を楽しみに、県外から訪れるひともいるという。
これまであった演目に加え、新作の「廿一田植え踊り」「三味線縲恍テ軽小原節」も披露。体の中から響き渡る太鼓の演奏「八丈島太鼓囃子(ばやし)」、親子の競演が会場を和ませた「獅子舞」など、次々と代わる舞台に、観客は大きな拍手でこたえた。
稽古場公演とあって舞台と観客との距離は近く、生き生きとした表情で、会場狭しと動き回る団員は迫力満点だった。
稽古場公演にほぼ毎回きている遊佐千恵子さん=駒ヶ根市梨の木=は「演目の鮮度も最新だし、演技者のやる気も伝わってきて楽しい。身近で、これだけ盛りだくさんな演目が見れる稽古場公演はお得」と喜んでいた。