上村町自主防災訓練
伊那市山寺の上村町自主防災会(河合邦房会長)は22日、上村町との共催で08年度第1回の自主防災訓練を白山神社周辺で開いた。雨の中だったが住民約80人が参加し、県の地震体験車で地震の怖さを体験したほか、可搬ポンプなど防災備品を使った訓練に励んだ。
今回は、地震の怖さを体験することで万一に備えたいと、県危機管理防災課に依頼し地震体験車を呼び、住民が地震の揺れを体験した。
また、自主防災会の備品が有事に機能するように、住民にどんな備品があるか知ってもらい、さらに使い方を覚えてもらうため、消火、救出救護、避難誘導、給食給水の各班ごとに訓練に励んだ。可搬ポンプや消火栓を使った訓練のほか、建物倒壊などで人が挟まれたときなどのためチェーンソーで丸太を切って使い方を覚えるなどした。
上村町では3年前に川がはんらんした際に自主防災会が活躍した経験があるが、会員が変わるため、「定期的に訓練をし、防災意識を高める必要がある」(河合会長)と、入梅時期に防災訓練、秋に救護訓練をしている。