長野県防犯協会連合会会長表彰および長野県万引防止対策協議会連合会会長表彰伝達
このたび長野県防犯協会連合会(村井仁会長)から伊那市長谷の西村静子さんが、長野県万引防止対策協議会連合会(渡辺晃司会長)からアピタ伊那店が、それぞれ会長表彰を受けた。20日、伊那警察署を訪れた西村さんとアピタ伊那店の橋本康彦店長に篠田彦雄署長が表彰状を伝達した。
西村さんは02年2月から防犯ボランティア団体「伊那エンジェルス隊」の隊員として委嘱を受け、地域の防犯活動に取り組んでいる。伊那エンジェルス隊として委嘱を受ける以前は、高遠地区交通安全協会長谷支部で活動。支部長を務めた経験もある。エンジェルス隊の活動と並行して、長谷小学校の児童たちの登下校時の見守りにも参加。子どもたちが自宅の近くを通ると声をかけ、子どもたちの安全に気を配った。
「最初のころは下を向いて通っていった子どもたちからも、最近では、ありがとうございます、いってきまーす、なんて声が返ってくる」と西村さん。表彰受けた感想を「みなさんが安心して住めるような地域になるよう、これからも努力していきたい」と話していた。
アピタ伊那店は05年から伊那署が選定した万引き防止モデル店として積極的に万引き防止対策に取り組んできた。07年からは青少年の非行防止や地域住民の防犯意識を図るため、「心のパトロール員」を企画立案。地域住民に「心のパトロール員」として買物をする際に腕章を付けてもらい、万引き防止を図ってきた。現在、パトロール員として10人が同店から委嘱を受けている。
橋本店長は「大型商店としての責任を感じている。これからもできることがあれば積極的に協力していきたい」と話していた。