福岡区が防災講演会を開催
駒ケ根市福岡区(笹井良彦区長)の自主防災会と同地区社会福祉協議会は22日、区民を対象とした各種防災講演会を開いた。区民約150人が参加。AEDによる心肺蘇生法を学ぶ講習会や、地震体験車による震度7に相当する揺れを体験するなどして、防災意識を高めた。
防災講演会は2年に1度のペースで開催しているもので、各地で地震や豪雨による深刻な被害が発生する中、いつ起こるか分からない災害への備えを行うとともに、区民同士の結束を強めることなどを目的としている。
今年は2年前に作った「災害時住民支え合いマップ」の見直しを実施。各地で支え合いマップづくりが進む中、同区ではすでに支え合いマップが作成されているが、2年という月日を経る中で、区内の状況も変化してきたため、今回の講習会で更新を行うこととなった。
また、地震体験車では、新潟中越地震や、阪神大震災など、過去に発生した大規模地震の揺れを実際に体験=写真。
女性の一人は「全部揺れ方が違っていたけど、中越地震の揺れが一番恐かった。これを機に、災害時への備えをしたい」と話していた。