路上で倒れていた男性を救助した南信森林管理署の三島文雄さんに北消防署長が感謝状を贈呈
今月初め、路上に倒れていた61歳の男性を発見し、通報、救助した南信管理署駒ケ根森林事務所に勤務する三島文雄さん(45)=豊丘村=に25日、伊南行政組合消防本部北消防署の宮下清署長から感謝状が贈られた=写真。三島さんは「身が引き締まる思い。これから高齢化社会を迎える中、お年寄りの方々には健康であっていただきたい」と語った。
三島さんは今月1日午後1時25分ころ、職場近くにある駒ケ根市上穂南の交差点でうつぶせになって倒れている男性を発見。すぐに119番通報し、通信司令員の指示に従いながら心臓マッサージなどの的確な救命処置を実施した。その結果、男性は一命を取り留めることができた。
三島さんは「遭遇した時は驚いてどうしたら良いか分からなかったが、職場の救急講習会を思い出し、必死で心臓マッサージをした。助かって良かった」と語った。
家の中で家族の誰かが倒れているという通報はよくあるが、路上で倒れている人を他人が救助するケースは珍しいという。現在消防署では、119番通報があった時、救急車が到着するまでの間、電話による口頭指導で救命処置方法を伝授しており、こうしたケースに遭遇した場合、まずは消防署へ通報してほしいとしている。