高校野球選手権長野・学校紹介(3)上伊那農
自慢の攻撃力で今春、4季ぶりとなる北信越県大会に上伊那から唯一出場。南信予選から数え計6回の公式戦を経験したことでチームは成長した。県大会以降も選手たちは「上を目指すため真剣に苦しんできた」と守屋監督。課題の守備を克服し、夏の大会では甲子園出場を目指して戦う。
勝負強い打撃の小島が打線の軸となる。春の大会は1番に置いてきたが、2番の大槻、中軸の唐沢光、唐沢孟を含め夏は「チームにとって最も得点力の上がる打順を考えたい」と守屋監督。「いろんな選手が可能性も持っている。今年は本当に打撃がよいチーム」と自信を口にする。
チームの課題は投手陣を含めた守備力となる。練習はノック数を増やすなど、例年より力を入れて守備を強化。左腕で安定感のある主戦茅野、130キロ以上の速球を持つ藤森、キレのある変化球が魅力の柴竏窒フ3投手も大会に向け、試合中の集中力が上がってきた。
守屋監督は「緊張から失策が生まれることが多い。攻撃で気持ちよく打つことができれば、守備にも乗っていける。出来れば序盤で得点を重ね、投手が楽に投げれるような試合展開をつくりたい」と話す。
初戦は臼田竏猪リ曽青峰の勝者と対戦(9日午後2時・県営上田球場)する。
宮脇祐司主将
夏の大会に向けて意識が高まり、チームは良い状態。打撃もしっかりと練習してきたし、課題の守備も確実性を心掛けてきた。目標の甲子園出場に向け、まずは初戦を勝ちたい