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竹内徹自選展

温かな雪景が並ぶ

竹内徹自選展

 雪景の中にある人々の温かな営みを描く高遠町の洋画家、竹内徹さん(69)の自選展「信州の雪に魅せられて」が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで25日まで開かれている。情緒豊かな作品約60点が、訪れた人々を魅了している。
 日展や一水会展に発表した大作も多く並び、竹内さんの代表作である信州の雪景色を描いた作品をそろえた。
 現場で描くことにこだわり、師である中村琢二氏と共に20年近く全国各地を描いてきた。しかし最終的にたどり着いたのは、他に類をみない信州の山の素晴らしさだった。
 それから15年、描き続けてきた信州の中でも、その時々で表情を変える“雪”への思い入れは強い。
 竹内さんは「信州の雪景はただ寒いだけではなく、そこにある生活が、温もりを感じさせる」と話す。
 昔と現代が入り混じる高遠町の街並みで、昔と変わらない営みをおくる人々を描いた雪景色は、錯誤する情景から伝わる郷愁や懐かしさを、雪が一層際立たせている。
 入場無料。

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