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ヒカリゴケ神秘的な光放って

ヒカリゴケ神秘的な光放って

 宮田村中越区下河原に自生するヒカリゴケ。一昨年の豪雨災害で水没して危ぶまれたが、今年も神秘的な光を放ち続けている。
 春日政美さん(85)=町一区=所有の小屋内にある野菜貯蔵用の石室に、10年ほど前から自生。まるで蛍光塗料を塗ったように壁一面、光を放つ。
 06年7月豪雨による天竜川のはん濫で、石室内は人間の胸あたりまで水没したが、奇跡的にもヒカリゴケはその翌年から再び光を放ち始めた。
 「一時は心配したけど。みんな珍しいって見に来てくれるでね。本当にうれしいことです」と春日さん。
 コケを良い状態に保とうと水や空気調節の管理にも余念がない。
 「環境が適していたのだろう。1年中見えるけど、今が一番きれいだ」。
 ヒカリゴケはレンズ状の細胞からなり、光を反射するため光っているように見える。

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