伊那東部中生徒会が中国大地震の救援金届ける
中国大地震災害への救援金のため募金活動に取り組んだ伊那市の伊那東部中学校生徒会は23日、救援金4万5926円を、日本赤十字社長野県支部伊那地区窓口である市役所社会福祉課に届けた。
生徒会の奉仕活動委員会から募金活動の提案があり、生徒会本部で取り組みを決めた。募金の趣旨や被災状況などをまとめ、「お小遣いの中から少しでも」と協力を求める案内を全校生徒約850人に配布。11日から19日までの登校日に、募金箱を1箱ずつ持った本部役員4人が朝、生徒玄関に立って呼びかけた。
市役所を訪れた生徒会長で3年生の知久喜明君(14)は、「積極的に協力してくれた人が多かった。地震被害に遭われた方々のために使ってほしい」と話した。伊藤保健福祉部長は、「皆さんの気持ちが十分伝わるように趣旨を沿えて県支部に送る」と答えた。
市内の学校では、西箕輪中学校の奉仕委員会も募金をして5月下旬に救援金を届けている。日本赤十字社を通じて送る救援金は22日までに個人や街頭募金など一般分が7万3917円、市職員の救援募金が13万1093円になっている。