上伊那農高生が造園技能検定3級試験を受験
南箕輪村の上伊那農業高校中の原農場で28、29日、造園技能検定3級試験があった。同高緑地工学科緑地コース3年生18人らが受験し、竹垣などを設けた庭を造る作業試験や樹木鑑定などの実技試験で、日ごろの学習成果を披露した。
試験は厚生労働省が認定する国家検定。造園は3級から1級まであり、造園関係業者や造園を学ぶ専門高校生らが受験するという。同高での試験は2002年から7回目で、毎年、緑地工学科緑地コースの3年生が授業の一環で参加している。
作業試験は、標準時間2時間の中で縦1・5メートル、横2メートルの庭に竹垣や敷石の設置、サツキ、ヤブランの植栽をする内容。上農生たちは検定に向け、2年生の後半から竹垣などをロープで結ぶための独特の結び方を学ぶと3年生から実技の練習を始めてきた。授業には上伊那造園組合員の協力もあったという。
3級試験の県内会場は同高のほか、須坂園芸高、丸子修学館高であり、7月27日には松本合同庁舎で学科試験を行う。関係者によると、上農生の合格率は毎年高い水準を維持しているという。
造園技能検定3級の試験を受ける上伊那農業高校の受験生たち