県小学生陸上 男子ボール投げの富永・全国へ
第25回県小学生陸上競技大会(長野陸上競技協会主催)が29日、松本平広域公園陸上競技場で開かれ、上伊那勢は、男子ボール投げの富永凌平(中川東)が63メートル48で優勝し、全国大会の出場権を獲得した。男子400メートルリレーの南箕輪AA(宮原浩二郎、唐木洋輔、池田翔太、村上晴彦)、女子同種目の南箕輪AA(伊藤奈美、駒瀬史織、竹松秋美、松山理恵)はいずれも4位で東海大会へ出場する。
大会は県内各地区・支部の予選を勝ち上がった約1500人が出場し、雨の中、全19種目で競技。男女千メートルとオープン100メートル、混合リレーを除く各種目1位は全国大会(8月29縲・0日、東京・国立競技場)へ。400メートルリレーの男女2縲・位と混合リレーの1縲・位は東海大会(8月31日、静岡・草薙総合運動場陸上競技場)へ出場する。
男子ボール投げ・富永凌平(中川東6)
○…県内各地区の予選を勝ち上がった代表61人の頂点を制した。記録は63メートル48と、練習でマークした67メートルには及ばなかったが目標としていた全国の切符を手に出来て笑顔。全国大会では、持てる力を十二分に出し切ることを誓った。
地元スポーツ少年団軟式野球チーム「中川ベアーズ」の投手を務める富永。ボール投げは昨年から挑戦しており、県大会出場は今回が初めてとなった。小学校最後の大会に込める思いは強く、全国大会出場を目指し、本年は5月中旬から朝練習に励んできた。
練習の記録は昨年の公式記録と比べ10メートルほど伸びている。「もっと良い記録を狙っていたのに」と県大会の記録に不満げの富永。全国大会に向けては「今後、腕の筋力を鍛えていき、全国では70メートルの記録を狙いたい」と意気込んでいた。