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中電ギャラリー閉鎖

中電ギャラリー閉鎖

 長年にわたって市民のギャラリーとして親しまれてきた伊那市中央の中部電力伊那営業所「ふれあいギャラリー」は4日を最後に閉鎖する。
 同営業所によると閉鎖の理由は、中部電力の組織改編により6月30日で廃止された駒ケ根サービスステーションの機能を伊那営業所に統合することから、業務スペースの拡張が必要になったためという。
 95年4月のオープン以来、13年間にわたって延べ230回の展示会を開いてきたが、同社の社内事情により、惜しまれながら姿を消すことになる。
 ギャラリー創設について相談を受け、同会場でも個展を計16回開いてきた洋画家の須澤重雄さん(72)=伊那市中央=は「地域の文化振興に大きく貢献してきたのに、閉鎖とは非常に残念。場所も大きさも手ごろで、とても良い会場だった。展示会の開催を通じて地元の作家やたくさんのグループ、サークルの活動を盛んにしてきた功績も大きい。今は長年の活動に感謝したい」と話している。

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