石ころウォッチング
伊那市長谷の三峰川と黒川で22日、戸台の化石保存会による第56回学習会「石ころウォッチング」があった。36人が参加し、川原の石の色や形などを興味深く観察した。
戸台の化石保存会の北村健治副会長を講師に、三峰川の川原で石の色、形、大きさを観察。北村さんは、「私たちも自然の一部。岩石や鉱物と深い関係にあり、私たちを支えているのは石。人間にとって大事なものと考えながら観察してもらうと楽しい」と、赤や緑、白、黒、紫などの色の石を紹介し、石灰岩、赤色チャート、砂岩、泥岩などと説明した。
「川原の石は、びっくりするくらいお行儀よく下流を向いて並んでいる」と石を指し示し、「山の岩石を調べなくても、川の石を調べれば、どんな岩石が上流にあるか分かる」と話した。
参加者はさまざまな色、形の石に関心を寄せ、子どもたちは足元の石を拾って観察を楽しんだ。