高校野球選手権長野・学校紹介(7)箕輪進修
部員不足のため昨夏以降の公式戦には出場していない。しかし、夏の大会に向け、正規部員5人のほか、他の運動部などから助っ人を加えて計11人のチームを構成。多部制・単位制転換で校名変更した「箕輪進修高校」の野球部として、初めての大会を迎える。
大黒柱は正規部員唯一の3年で主戦の山田主将となる。完投を目指す右上手投げの山田は、四球が目立ち制球力を課題とするが、鈴木監督は「夏という目標が出来たので気持ちも高まっている。ストライク先行で試合を組み立ててほしい」と期待する。
11人全員がそろって練習を行うことは困難なため、打撃は素振りやバント、守備はノックを中心に、少ない人数で出来る練習メニューをこなす。実戦形式の練習経験は少ないが、鈴木監督は「選手たちは現状の中で精いっぱいやっている」と話す。
最近、メンバーがそろったため、十分な練習を積むことが出来ずチームの完成度は低いが、「夏の大会に出場したことで、選手たちにとって何かしら得るものがあればうれしい」と鈴木監督。初戦は長野俊英竏剃ネの勝者と対戦(9日午前9時・県営長野球場)する。
山田輝主将
自分たちを磨きつつ、正規部員がチームを引っ張っていけるよう練習している。今までやってきたことを出し切るため、チームが一丸になれるよう、声を出して、夏の大会に臨みたい。