伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
195/(日)

ニュース

特定給食施設等従事者研修会

 伊那保健所は2日、特定給食施設等従事者研修会を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。関係者が、給食施設の衛生管理で管理マニュアルを作る重要性などについて学んだ。
 社会福祉施設や医療機関、事業所など約60施設の管理者、管理栄養士、栄養士、調理師ら約100人が参加した。
 伊那保健所の食品・生活衛生課が給食施設の衛生管理について講話。NASAが宇宙食による食中毒事故を防止するために考え出した食品製造工程の衛生管理システム・HACCP(ハサップ)の概念を取り入れた衛生管理マニュアルにより、重点的な管理点の明確化、調理する全員の食品衛生意識の向上、定期的な検証による同じ衛生水準の保持-などの利点があることを挙げた。
 手順書の作り方を説明し、「衛生の概念はすべての人に共通ではない。文書になったものを見て確認することが共通の衛生レベルを保つ一番の方法。ぜひ手順書を作ってほしい」と話した。
 ノロウイルス感染症についても、「特に冬季に多く発生するが、冬だけの問題ではなくなっている」として、二次感染防止の基本事項などを示した。

前のページに戻る 一覧に戻る