ボランティアで水銀灯清掃
伊那市内の電気工事業者らでつくる伊那市電設業協会と電気工事協力会は3日、市内の3公園の水銀灯の清掃作業をした。地元への感謝の気持ちを込めた奉仕作業の一環として、8年前から年1度ボランティアで行っている。
加盟14事業所から21人が参加し、春日公園、伊那公園、高遠ほりでいパークの3カ所の公園内や駐車場などに設置されている水銀灯計110基の汚れを落とした。数人ずつの班に分かれた参加者はそれぞれ高所作業車や脚立、はしごなどを使い、カバーの内外の汚れや虫の死がいなどをブラシで取り除いたり、電球を布で丁寧に磨いたりした。
伊那市電設業協会の田中和俊代表(伊那エンジニアリング)は「市民のために少しでも役に立ちたいと考えて始めた。公園の管理の一助になればうれしい」と話した。市建設部の浦野晃夫監理課長は「水銀灯は高い所にあるため、なかなか清掃ができない。市民の憩いの場である公園をこうしてきれいにしてもらうのは大変ありがたい」としている。