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あい介護センターのお年寄りたちが昔を懐かしみながら蚕を飼う

あい介護センターのお年寄りたちが昔を懐かしみながら蚕を飼う

 駒ケ根市のデイサービスセンター「あい介護センター」(小林はつ江代表)に通う利用者らが、蚕約50匹を飼い始めた。お年寄りたちは昔を懐かしみながら、蚕の成長を見守っている=写真。
 同センターでは今年、「昔飼っていたお蚕様をもう一度飼ってみたい」という利用者の要望を受け、施設内で蚕が飼えないか検討。東伊那のシルクミュージアムに相談したところ、小学校などでも児童らが飼育しているということを聞き、約50匹の蚕を提供してもらった。
 来た時は4齢だった蚕はみるみる成長し、あと少しでまゆを作り始めるまでに成長した。
 昔、蚕を飼育する手伝いをした経験があるという利用者の一人、西村泰(ひろし)さん(82)は「大分大きくなった。梅雨の時期にお蚕様を飼うのは難しいが、新鮮な葉っぱをあげ、汚くなった部分を取り替えてあげると、喜んでもりもりとえさを食べて下さる」と笑顔で話していた。
 小林代表は「みなさん蚕を飼った経験があるので、毎日気にかけてくれ、昔を懐かしんでくれているみたいです。今後、まゆをクラフトにするか卵を産ませ、来年も蚕を飼うかを利用者と話し合って検討したい」と話していた。

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