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伊那市が「ポイ捨て禁止条例(仮称)」制定へ検討

 伊那市は、「ポイ捨て禁止条例(仮称)」の制定に向け検討を進めている。市議会9月定例会に提出し、09年4月の施行を目指す予定で、現段階の条例案について、7日に市役所で開いた市環境審議会で説明した。
 市は毎年、市内河川清掃や空き缶拾いなどで空き缶やペットボトル、たばこの吸殻などを拾い、美化に努めているが、ポイ捨てが減る傾向にないこと、市議会の一般質問でポイ捨て禁止条例制定の提案があったことなどから、担当課で検討してきた。
 市によると、罰則規定を設けた市独自の条例を制定する考えで、ポイ捨ての対象は缶、ペットボトル、紙くず。飼い犬のふんの後始末をしない場合と、歩きながらの路上喫煙についても盛り込む予定。罰則は罰金の支払いとする。
 路上喫煙は、罰則を課す重点地区を設けることができる-とする内容の条例文を入れる考えで、灰皿が設置されている場所や携帯灰皿を所持している場合は除くという。
 7月下旬の庁内例規審査を経て9月議会に提出する。
 環境審議会の委員から、「市外の人が知らずに罰せられてはイメージも悪くなる。看板設置など周知を」「上伊那で歩調を合わせる取り組みはできないか」との意見があり、市担当課は、「広報に努めたい。各市町村で考え方があるが、機会あるごとに働きかけたい」と話した。

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