地元120人の大合唱と初共演、アンサンブル信州in宮田
国内外の有望な若手演奏家が集まる宮田村の弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の定期演奏会は5日に駒ケ根市文化会館で開き、6回目にして初の地元合唱団との共演が実現。宮田小、中学校、高遠、赤穂両高校の児童生徒、さらに村内4つの声楽グループの121人が、プロの奏でる音色にあわせて満員の会場とともに歌声を広げた。
「子どもたちに本物の音楽を届けたい」と、住民有志の熱意で発足した同楽団。
6年目の夏を迎え「さらに地元密着を」と、合唱団とのコラボレーションを初めて企画した。
「ふるさと」と「千の風になって」の2曲を大合唱。一流奏者の演奏にあわせて観衆も一緒になって歌った。
コンサートマスターを務めたバイオリン奏者の浅井万水美さんは「6回も演奏会が続いたきたのは地元の協力があってこそ。村全体が同じ方向をむいている。既成のオーケストラとはまた違った良さがありますね」と話していた。