伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
165/(木)

ニュース

長谷中2年 仙丈ケ岳登山事前学習

 23、24日、南アルプスの仙丈ケ岳(3033メートル)に集団登山する伊那市の長谷中学校2年生13人は8日、同中で南アルプス研究会のメンバー2人を招いた事前学習会を開いた。安全に登山を行うため、山での歩き方や服装などについて学んだ。
 県内のほとんどの中学生が体験する集団登山の一環で、南アルプスに登るのは上伊那では高遠中との2校だけ。長谷中で研究会が事前学習を行うのは4年目で、この日は山岳環境部門の田島守さん=長野市=、北原昇さん=辰野町=が訪れた。
 生徒たちが不安に思っていることなどに対し、田島さんらが答えていった。最も質問が多かった高山病については、「普段から標高500縲・00メートルの場所に住んでいる県内の人間なら大丈夫。原因は寝不足や疲れ、急激な運動などにある」と説明し、不安を取り除いた。
 このほか、「仙丈(千丈)ケ岳の名前の由来は長さの単位にある」「南アルプスはホンシュウジカの食害がある」などと、スライドを見ながら解説した。メンバーらは「みんなで協力し合って登る喜びを味わってもらいたい」と呼び掛けた。
南アルプス研究会の田島さんから話を聞く生徒たち

前のページに戻る 一覧に戻る