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通学区一部変更検討委員会、下平区については通学区変更の方針固める

 駒ケ根市の中学校通学区一部変更検討委員会(委員長・堀内修身下平区長)は8日夜、2回目の会合を開き、市教育委員会のたたき台で通学する中学校を赤穂から東へ変更するとされた地区の一つに名前が挙がっている下平区で、通学区変更を進めるよう、議論をつめていくことを確認した。同区のは変更対象地区の中でも東中学校に最も近く「早急に進めてほしい」という要望も多かった。一方、区、PTAとも通学区変更に消極的な姿勢を見せた町二区、三区、四区については、通学路整備などの具体案や、児童らの中学校見学での感想を踏まえながら、次回再検討する。実施時期についても意見が二分し、議論を次回に持ち越した。
 ◇ ◇
 今回は各委員が、それぞれの所属する団体で集約した意見の結果を報告。それぞれ通学区変更の必要性は認めながらも、竜東と竜西でそれぞれ異なる見解を示した。
 竜西地区で通学区変更の対象となる赤穂東小PTAは「通学路環境の整備計画などが具体的に示されていない中、来年4月からの変更では期間が短かすぎる。受け入れがたい」とし、当面は現在の指定校変更で東中の生徒を確保すべきとした。また、関係区の町二、三、四区も「来年度実施では問題点が解決されないのでは」などといった声が挙がった。
 一方、竜東地区では「単級化は避けたい」という思いから、区、PTAとも来年4月からの通学区一部変更を要望。立場の違いが明確になった。
 市教委では、下平地区の児童が東中に通うようになった場合、赤穂中の大規模化と東中の小規模化は若干緩和されるが、同地区だけでは2017年度から再び東中で単級が生じると予測しており、下平区のほか、町二区8町内、13町内、町三区飯坂第2、町四区第6の通学区を変更する案を示している。
 児童らの中学校見学会は今月中に開く。

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