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青いカエル見つけた

南箕輪村の畑で

 南箕輪村南殿の小学校3年生・伊藤力斗君(8つ)と、友人たちは16日、近くの畑で青色のアマガエルを発見した。一週間ほど前にも地域住民が青いカエルを見つけていて、近所では「青いカエルは珍しいと聞くがいっぱいいるのか」と、話題になっている。<br> 青いカエルの大きさは、普通のアマガエルと変らない。<br> 力斗君は、サワガニや、カブトムシなど生き物を収集するのが趣味。最近は白いオタマジャクシも発見している。家族も「生き物が好きでよく捕ってきている。水槽もいつのまにか増えてる」と話すほどだ。<br> 近所で青いカエルを見て、自分でも飼いたいと思っていた力斗君は、「まさか、こんな近くにいるとは思わなかった」と喜ぶ。次は、黄色いカエルか、10センチ以上の大きさのヒラタクワガタを見つけたい窶狽ニ、意気込んでいる。<br> 地域住民の間では、突然変異の生き物が多く確認されることで、「今年は何かが起きるのでは」と少し心配する声もある。
 ◆なぜ青く
 信州大学名誉教授で動物生態学に詳しい吉田利男さん(67)=豊科町=によると「カエルが持っている色素胞のうち、体色の色合いをあらわす黄色い色素胞を何らかの原因でもたずに産まれることにより、もう一つの赤い色素胞からの青色の反射光が、人の目に入ってきたときにそのまま見える」。発見は、かなりめずらしいという。

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