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伊那市有線放送が緊急地震速報サービス開始

伊那市有線放送が緊急地震速報サービス開始

 伊那市有線放送農協(いなあいネット)は14日、緊急地震速報の放送サービスを開始した。有線放送が独自に行うサービスとしては県内で初。
 気象庁から地震の情報が発信されると、放送室の一角に設置された専用設備が受信し、警報音とあらかじめ録音した音声を自動的に加入者宅の有線電話のスピーカーから流す。放送されるのは予想震度が3以上の場合で、まず警報音が流れ、続いて音声による警告メッセージが放送される。メッセージは震度「3」「4」「5以上」用の3種類があり、震度5以上の場合は「緊急地震速報。強い揺れの地震がくる恐れがあります。身の安全を確保してください」と音声が流れる。
 サービスを受けられるのは、有線放送に加入する旧伊那市の約7300戸、南箕輪村の約1100戸、計8400戸。新たな利用料金負担などはない。設備導入などにかかった事業費は約250万円。
 式典でスイッチを入れて設備を稼動させた野笹吉男組合長は「本年度最大の事業として準備を進めてきた。地震の前に放送が流れることで加入者に安心感を提供できると思う。作動しない方がよいのだが、もしもの時には威力を発揮してくれると期待している」と述べた。

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