中学校西駒登山 トップをきって宮田中が頂上目指す
伊那谷の中学校の伝統でもある西駒ケ岳への集団登山が始まった。天候に恵まれた15日、地元の宮田村宮田中学校2年生が元気に頂上を目指した。
早朝、宮田村の登山口にあたる北御所を出発。事前に学習していたイワカガミやゴゼンタチバナソウなどの高山植物も楽しみながら、103人の子どもたちは一歩一歩前へと進んだ。
「石がゴロゴロしている所を登るのは初めてだったので大変だった」と統率係長を務めた小野覚君。「頑張ってみんなで声をかけあい乗りきった。明朝はご来光を見たい」と、汗をぬぐった。
今季も上下伊那の20校が西駒ケ岳への集団登山を予定する。例年よりもロープウエーの発着点となる千畳敷カールの残雪が多く、日程を延期する例も増えている。
宮田中は往復ロープウエーを使わず、16日夕方前には伊那市の桂小場に下山する予定だ。
高遠中、長谷中は仙丈ケ岳に登る。