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箕輪町グリーンツーリズム推進協議会準備会

 「食」「農」「健康」をテーマに都市住民との交流を広げ地域の活性化を図る「箕輪町グリーンツーリズム」の東箕輪地域を中心とした計画を進める協議会の設立準備会が14日、町役場であった。農業委員会、ボランティアグループ、区や町関係者など54人が出席し、推進協議会の設置や運営方法を承認、正副会長を選出した。
 グリーンツーリズムの全体構想策定にさきがけ、国の農村漁村活性化プロジェクト支援交付金を利用し、東箕輪を中心とした「長野県箕輪町・健康GT(グリーンツーリズム)活性化計画」(08縲・1年)を進める。交付金の対象は、国から山村振興地域に指定された地域で、東箕輪が指定されている。
 計画にはヘルスロード(田園セラピーロード)や農林水産物処理加工施設の整備、体験型交流の推進計画などを盛り込む。総事業費は4億1120万円で、そのうち2億510万円は国の交付金が充てられる。
 推進協議会には「遊休荒廃農地調査・解消」「鳥獣防止施設設置」「ヘルスロード整備・健康増進」「都市農村交流」「農産物加工・健康メニュー開発」「炭焼き体験」の6分科会を設ける。町は分科会のメンバーを募集していく方針。
 会長は元長野県果樹試験場長の柴寿さん、副会長は上伊那農業協同組合地区代表理事の市川隆男さんが就任した。
 柴会長は「グリーンツーリズムは総論的には大変バラ色的なものだが、どのような担い手が具体的にどのようにかかわって、金銭的にどのように流用していくかを考えると大変厳しいものがあると思う。達成するためには全員の協力と各会の支援がないと前に進まない。みんなで知恵を出し合い、構想が実現できるような形にしていきたい」とあいさつした。

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