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長谷の中尾橋が開通

弁慶も祝福

長谷の中尾橋が開通

 伊那市長谷の三峰川に架かる中尾橋の開通式が28日、現地であった。地域に伝わる中尾歌舞伎の弁慶が地域の発展を願う口上を述べるなど中尾橋の完成を祝った。
 中尾橋は国道152号と中尾区を結ぶ唯一の主要生活道路。1973年に建設された旧橋は幅員が狭く、自動車のすれ違いが出来ない上、通学路にもかかわらず歩道がなく、車道2車線化と歩道整備の必要性があった。04縲・8年度、旧橋の10メートル上流部に新しく橋を架け替えた。延長94メートル、幅員10メートル(片側歩道)。「弁慶橋」として親しまれるよう親柱に弁慶の石造物2体、欄干に中尾歌舞伎公演の様子などを写した写真パネル6枚を取り付けたのが特徴。旧橋撤去を含む事業費は3億6千万円(うち国庫補助1億9800万円)。
 開通式で、小坂市長や中山晶計長谷総合支所長らは、台風で中尾橋が流されるなど災害と向き合った歴史を振り返り、地域の発展や交通便益に期待した。
 長谷保育園児25人が元気いっぱいに踊りを見せたあと、地域住民らが渡り初めし、完成を喜び合った。橋上に、中尾歌舞伎の演目「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」の主人公弁慶が登場し、式典に花を添えた。
 旧橋は11月縲恬・N3月、撤去される。

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