インターハイ(8)
陸上男子200メートル・三村瑞樹(伊那北2年)
陸上を始めた小学生からの目標竏秩B男子200メートルでインターハイ(8月1日・埼玉県熊谷市)の出場を初めて決めた。小、中学校の各全国大会を経験するが、高校最大の舞台への思い入れは強い。「陸上が好きで、走ることが楽しい。インターハイでも楽しみたい」
全国の切符を手にした総体北信越大会の決勝では自己ベストとなる22秒33で4位入賞した。「スタートが良かった。最後の直線は気持ちで走った」。大会初日にあった100メートルで予選落ちしたことで弱気になっていたが気持ちを切り替え、全力を尽くした。
200メートルの調子は今季、上向いている。冬場の練習で走り込みに力を入れたため以前より持久力がついたのが原因だ。「今までは後半がきつくてスピードが落ちていた。今は体が動く。前半と同じように走れるようになった」。苦手だった種目が楽しめるようになってきたという。
小学校のころ、塚原直貴選手(岡谷市出身、北京五輪日本代表)がインターハイで走っている姿を映像で見て競技にはまった。「目標は自己ベストの更新。入賞したい気持ちもあるが、まだまだ実力不足。来年のため、インハイの空気をいっぱい味ってきたい」
辰野町宮木。辰野中学校出身。17歳。