新宿の児童が林業体験
伊那市と東京都新宿区が2月に地球環境保全協定を結んだことから同区の四谷第六小学校(高橋英明校長)の5、6年生児童約50人は30日、伊那市のますみケ丘平地林を訪れ、ヒノキの間伐などの林業体験をした。児童らは木漏れ日の差し込む涼しい森の中、インストラクターの稲辺謙次郎さん(森だくさんの会)らの指導で木製のネームプレート作りや間伐体験、基地作りなどを存分に楽しんだ。
ネームプレート作りでは、児童らはのこぎりの扱いに四苦八苦。直径4縲・センチのヒノキの丸太を切るのに数分かかり「ムズい」「疲れた」などの声があちこちで上がった。苦労の末ようやく出来上がったプレートにひもを通して首にかけた児童らは互いの出来を笑顔で見せ合っていた。
新宿区は、区内で排出される二酸化炭素(CO2)を相殺するため伊那市で間伐などをする竏窒ニした協定の一環として林業体験を今年初めて実施。7月22日から8月7日にかけ、希望した区内の9小学校がそれぞれ2泊3日の日程で順番に伊那市を訪れている。四谷第六小は5校目。