坂本富子さんお手玉大会で全国優勝
伊那谷お手玉の会メンバー
「まさか、優勝するなんて。競技中は落ち着いていたが、優勝が分かった時、どきどきして、手が震えて、字が書けなかった」-。「伊那谷お手玉の会(亀山福治会長)」の坂本富子さん(67)=駒ケ根市福岡、主婦=は今月岐阜県美濃加茂市で開いたお手玉の全国大会「3個ジャグリング」一般の部で、初出場し、いきなり全国優勝した。
大会はお手玉遊びの普及活動に取り組む「日本お手玉の会」(本部愛媛県)などの主催。大会には全国各地から1800人余が参加。「2個ゆり」「3個ゆり」「3個ジャグリング」など4種目で競技。
坂本さんが優勝した「3個ジャグリング」は、両手で3個を交互に投げ上げる競技で、なかなか勝負がつかず、手の甲に乗せるなど難易度を高め、優勝を決めた。
坂本さんは「痴ほう防止と運動不足解消に」と昨年4月「伊那谷お手玉の会」に入会。亀山ちず子さんの指導を受け、めきめきと腕を上げ、大会に出場するとともに、検定も受験、3段に合格した。
亀山会長は「自分のことのようにうれしい。ほかの会員の励みになる」と喜んだ。