記憶に残そう「聖職の碑」 遭難の碑に花
西駒ヶ岳登山の犠牲者の冥福祈る
箕輪中部小学校の児童は、27日学校玄関前にある遭難の碑に花を手向け、西駒ヶ岳登山の犠牲者の冥福を祈りました。
児童が持ってきた花を遭難の碑に手向け、手をあわせていました。
西駒ヶ岳登山の遭難は1913年大正2年の8月26日に今の箕輪中部小学校、当時の中箕輪尋常高等小学校で引率していた教師や児童37人のうち11人が犠牲になりました。
遭難の碑は大正13年に建立されたもので校内には他に登山で亡くなった同級生がたてた、像もあります。
この像は児童らがたくましく育つようにとの願いでたてられたということです。
この遭難事件を題材にした新田次郎の小説で有名な「聖職の碑」は、上伊那教育会が西駒ケ岳の稜線上に建立したものです。
箕輪中部小学校では遭難事故が風化しないよう後世に語りつぐとともに、子どもたちの安全を守るための教訓にしていきたい、と話しています。