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2511/(月)

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原油・肥料・飼料高騰対策緊急集会

上伊那の農家300人ほどが参加

原油・肥料・飼料高騰対策緊急集会

 原油や飼料の高騰により、農家が危機的な状況にあるとして、一致団結し乗り切っていこうと、4日、緊急集会が、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。上伊那の農家300人ほどが参加しました。
 開会の挨拶の中で、宮下勝義代表理事組合長は、「生産者はコスト削減につとめているが、かつてない危機的状況でこのままでは乗り切れない。国や県の協力がどうしても必要。切実で緊急性のある要請なので協力してほしい」と呼びかけました。
 緊急集会には、地元選出の国会議員・県会議員が参加していて、農家の訴えに耳を傾けました。
 米・果樹・野菜・花卉・きのこ・肉牛の各部門から、6人が代表して要請を行いました。
 米の部会を代表して、遠藤清文さんは、「減反政策に協力する中、米の価格は下がり、農家は我慢して米を作ってきた。この危機的状況で、耕作意欲を失う。」と訴えました。
 また、野菜部会の大沼昌弘さんは、「原油が高騰し、経費は増えているのに、市場では激安で野菜が販売されている。生産者は80代がほとんどで、来年はもう辞めたいという声が大きくなっている」と協力を呼びかけました。
 それを受けて、宮下一郎衆議院議員は、与党の畜産酪農委員会に所属しているという事で、「みなさんの心の叫びを、政策に反映させていきたい」と答えていました。
 また、石油・肥料・飼料高騰に関する緊急決議がおこなわれました。
 決議では、国や、県に対して支援・経営安定について早急に対策を講じるよう総力を結集して運動していくとしています。
 そのあと、全員で、がんばろうを三唱しました。
【伊那ケーブルテレビジョン】

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