上伊那教育財政懇談会、開催
高校の生徒募集定員拡大を求める声大きく
上伊那の教育関係者が県への要望事項について話し合う、上伊那教育財政懇談会が4日、伊那市の信州伊那セミナーハウスで開かれました。
会場には教育委員会や学校長、PTAなど、およそ80人が集まり、地元の県議会議員と上伊那の教育課題について協議しました。
懇談会では、上伊那の高校募集定員数ついて、ある中学校の校長から「今年度の中学校卒業生2千人に比べ、上伊那8校の募集定員が千5百人と少なすぎる。もっと高校の募集定員を増やしてほしい」と要望が出されました。
また、高校の募集定員が少なく、上伊那から近隣地域に流出する中学生が多くなっている現状を受け、ある保護者からは「通学距離が長くなれば危険も増えるし、親の負担も大きくなる。安心・安全のためにも地元高校に通わせたい。」と意見が出されました。
これらの意見に対して地元県議からは、「高校の募集定員数の増員について、県がやるべきことはどんなことなのか、具体的な施策を挙げて要望した方が良い」と話していました。
今回協議された内容は、再検討したのち、10月中に県の教育委員会などに要望する予定です。
【伊那ケーブルテレビジョン】