伊那市が国税局OBを採用
市税の徴収率の向上を図る
伊那市は市税の徴収率の向上を図ろうと、国税局勤務経験者を徴収対策指導員として採用しました。
4日は市役所で辞令交付式が行われ、国税局OBの湯澤たかゆきさんに辞令が交付されました。
湯澤さんは下伊那郡喬木村出身で、これまで関東信越国税局や県内各地の税務署徴収部門を歴任してきました。
湯澤さんの職務は、税金の滞納整理の他、市の職員に対する具体的な徴収方法の指導や徴収現場への同行などです。
小坂樫男市長は、「今までの経験を活かして、市税の徴収率向上に協力してほしい。」と話していました。
湯澤さんは、「税金は収めるのが原則。不公平が生まれないよう伊那市に協力してきたい。」と意気込みを話していました。
現在伊那市の市税徴収率は、平成19年度末で住民税や固定資産税などの一般税が92.46パーセント、国民健康保険税が76.17パーセントとなっていて、徴収率は改善してきているということです。
伊那市では、湯澤さんからの指導を受けながら、職員のレベルアップとともにさらなる徴収率の改善をすすめていきたい考えです。
【伊那ケーブルテレビジョン】