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荒廃農地復活の試み評価

「あすなろ会」県農業会議から表彰

 昨年、荒廃農地をよみがえらせる試みを始めた高遠町藤沢荒町のボランティアグループ「あすなろ会」(秋山靖樹会長、23人)が、県農業会議と県農業経営基盤強化推進委員会から農地復活の功績がたたえられ、「県農業協同組合中央会会長賞」を受賞した。20日、町役場で伝達式があった。
 あすなろ会は、「牛で農地をよみがえらそう!実証事業」を活用して、原野化した農地に、牛の放牧に必要な電気牧柵や追い込み柵を設置。農業従業者の老齢化などに伴う復活策として、畜産農家から借り受けた牛を放牧して雑草を食い尽くしてもらい、農地をよみがえらせ、現在も遊休農地の維持管理に努めている。
 さらに、今年は昨年復活した遊休農地約80アールにそばを栽培し、10月に収穫する予定で、地元住民を交えてそば打ちをし、新そばをふるまう計画をたてている。
 伊東義人町長は「これからも良い農地を復活してもらい、新しい特産品を産出をしていってもらいたい」と激励した。
 秋山さんは「表彰してもらいありがたい。昨年の経験を生かして、これからも農地の復活に力を入れていきたい」と喜んだ。

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