箕輪町議会9月定例会閉会
箕輪町議会9月定例会は20日、04年度町一般会計など決算7件を認定、05年度一般会計など補正予算案7件、中学生海外研修やまと基金条例制定など条例案6件を可決、箕輪町区域の伊那市道路線認定を承諾し閉会した。
05年度一般会計補正予算は、歳入歳出に各4億5806万8千円を追加。協働による廃食用油リサイクル推進事業と町自衛隊協力会10周年記念事業補助金に反対討論があり、賛成多数で可決した。
社会福祉常任委員長は、廃食用油リサイクル推進事業について、「行革や協働の観点から反対」「廃食用油を回収、共同作業の家の仕事とし、環境問題に取り組む素晴らしい仕事。今後十分に互いに話し合って進めるべき」などの委員の意見、NPOとの話し合いが少なかったことについて町長から「申し訳なく、反省している」との説明があったことなどを報告した。
討論は反対1人、賛成2人、消極的賛成1人だった。
町自衛隊協力会10周年記念事業の補助金は、「これから日本を左右する国の軍事的問題があるので10万円を出す必要はない」とする反対討論があった。
「青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求める意見書の採択に関する請願」は不採択。「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書、「高校に30人規模学級を導入し、高校再編整備計画を立案し直すことを求める意見書」採択を求める陳情書は閉会中の継続審査とした。
憲法9条に関連する請願の継続審査については、「理由説明を」とする議員動議により、総務文教常任委員長が中間報告をした。
委員会内の意見は▽郵政民営化に意見書を出しながら承知の通り。意見書の重みがほしい。平和憲法の根幹のため今後9条はさらに大事。時間をかけて審査したい▽9条がありながら実際は海外派兵している。もっと条文を分かりやすくするため時間がほしい▽9条を拡大解釈し法整備が必要。継続して見極めたい▽9条を守りたい-の4点。