県信州美術館移動展
飯島作家展も併催
飯島町文化館で21日から28日まで、県信濃美術館移動展・飯島町作家展が開かれている。
信濃美術館には、郷土ゆかりの美術家の秀作と、美しい信州の風景画が多数収蔵されており、これらのコレクションをより多くの県民に鑑賞してもらおうと、移動展を企画、合わせて飯島町で活躍している作家、11人の力作を展示した。
今回は収蔵品を「身近なものを描く-静物画」「どこの風景かな-風景画」「人・ひと・ヒト-人物画」などのジャンルに分け展示したほか、東山魁夷のリトグラフコーナーでは、「水辺の風景」を紹介する。ほかに、石井柏亭の「ニュルンベルクにて」、須山計一の「旧道木曽路」、菱田春草の「鯉」、荻原碌山の「坑夫」、梅原龍三郎の「浅間山」など40点を並べた。
飯島町作家展には日本画、油彩、書道など18点を展示した。
21日のオープニングセレモニーで、信濃美術館の松本猛館長は「絵の語り掛けに耳を澄まし、作品の前で語り合い、人生を豊かにしてくれる絵の楽しさを味わって」と多くの来場を期待した。
観覧料・一般300円、高大生150円、中学生以下無料