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2511/(月)

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宮田村の旧不燃廃棄物埋立地の廃棄物撤去費用7500万円に

宮田村の旧不燃廃棄物埋立地の廃棄物撤去費用7500万円に

 宮田村が河川改修のため国に売却した太田切川沿いの旧不燃廃棄物埋立地の埋立ゴミの撤去処理費が、7500万円余りにのぼっていたことが21日分かった。処理費は全額村の負担。処理場の土地の売却収入は約6700万円で、差し引くと800万円ほどの赤字となる計算だ。厳しい村財政のなか、思いがけぬ多額の出費となった。
 国が護岸工事するため掘り起こした結果、廃棄物が混入した残土が3100立方メートルに及んだほか、タイヤ675本、金属くず15トン、コンクリート73立方メートル、アスファルト3・9トン、木くず64立方メートルに達した。
 埋立地は1984年まで使用。20年が経過して当時の資料が残っておらず、着工するまで埋立量は分からなかった。
 村は21日の村議会産業建設委員会に処理状況を説明。未着工部分についても廃棄物があり、村の負担がさらに増大する可能性があることも示したが、議員たちは「これ以上出ないことを祈るしかない」ともらした。
 28日の議会最終日に補正予算案を提出し、契約の議決も行なう。

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