住民有志のごみ焼却場を考える会
初の学習会
上伊那広域のごみ中間処理施設について考えようと、住民有志でつくる「ごみ焼却場を考える会」は24日夜、学習会を開いた。伊那市内から29人が参加した。
学習会は、分からないことや心配なことをより分かりやすく学ぶ場にしようと、連続学習会として企画されたもので、この日が1回目の学習会だった。
ごみ処理場を考える会運営委員で、元市議会議員の若林敏明さんらが見解を述べた。
若林さんは、「用地選定委員会では、専門家による判断にまかせるとして、気象条件や排ガスによる影響について評価項目から除外していた。地域住民がもっとも心配している排ガスによる健康被害について、簡単な調査でもよいから検討すべきだった」として、用地選定経過に疑問を投げかけていた。
参加した住民からは、「こうした有志の会だけで話していてもらちがあかないので行政サイドからも参加してもらい話し合いたい」という意見が出された。
これについて運営委員は、「伊那市に出前講座で出席し説明するよう求めたが、区長の要請でないと応じることが出来ないと返答された」と答えた。
ごみ処理場を考える会では、次回「アセスメントとは何か」、3回目は「竜東地区のダイオキシン汚染」をテーマに学習会を開く予定。