里山セミナー開催
西春近住民が山づくり考える
地域の山づくりについて考える里山セミナーが28日、伊那市の西春近公民館で開かれた。
このセミナーは平成18年の7月豪雨災害で土石流による被害を受けたことを教訓に、西春近の住民が山づくりについて考えようと開いているもので、今回で4回目となる。
セミナーには、およそ80人が参加し、山の整備や野生動物対策などについて意見を交わした。
整備については、「所有者でも境界がわからないほど細分化されている」といった声や、「山の整備の前に林道を整備する必要がある」などの意見が出されていた。
ほかには若い人の関心が薄いことや、西春近単独ではなく周辺地域との連携などが課題として挙げられていた。
セミナーを開いた西春近自治協議会では、里山が荒れることが災害につながるとして、管理の方法についてさらに検討していくという。
セミナーでは今後、野生動物による被害がある地域、土砂災害の多い地域など、課題別に対策を協議していくことにしている。
【伊那ケーブルテレビジョン】