秋の全国交通安全運動が始まる
チラシ配布などで啓発、伊那署管内で広報車巡回も
「あぶないよ 昔とちがう からだと道路」をスローガンに掲げた秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、夕暮れ時の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、重大事故につながる飲酒運転の撲滅窶狽^動の重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日早朝、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約120人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線(通称・ナイスロード)で、啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」と呼びかけ、啓発運動を展開した。
市、伊那安協、地方事務所の3台の広報車も伊那署管内をそれぞれ回り、交通安全運動を呼びかけた。
伊那署管内での交通事故発生数(20日現在)は、448件で昨年同期と比べて4件増。南信地区の6つの警察署で発生件数が減っているなか、唯一増えている。
発生状況は、高齢者が関わる事故が前年同期比24件増の125件で最も増加数が多く、女性が第1当事者の事故が昨年同期比22件減の149件で最も少ない。